【おうちごはん】マグロ・ぶりの漬けからタイの昆布締め茶漬けまで!柵(さく)から作る海鮮丼フルコース

海鮮丼の作り方について書いた記事のアイキャッチ画像 おうち料理・食レポ

休日の前日や、ちょっと美味しいものでお腹を満たしたい夜、みなさんは何を食べますか?
お肉をガッツリ焼くのも最高ですが、最近ハマっているのが「スーパーで刺身の柵(さく)を買ってきて、自分で仕込んで丼にする」という贅沢。

刺身を切ってご飯に乗せるだけでも美味しいですが、『美味しんぼ』で「丼にするなら漬けの方がいい」って主人公の山岡さんが言っていたので漬けにしてみました。どうせ食べるなら美味しいものを食べましょう。

お馴染みのマグロの漬けから、薬味を効かせた脂の乗ったブリのなめろう、そして丸1日じっくり旨味を乗せたタイの昆布締めをごまだれでいただき、最後は出汁を注いで鯛茶漬けで締める……という、文字通り「お魚を骨の髄まで(身ですが)楽しみ尽くす」食べ方です。

それぞれの作り方や、「特製ごまだれ」の黄金比レシピも合わせてご紹介します。ぜひおうちごはんの参考にしてみてください!

【第一手】すべての味を決める「極上の仕込み」

美味しい丼を作るためには、事前の準備が8割。まずは魚たちのポテンシャルを引き出す仕込みからスタートです。

1. 黄金比の漬けダレ(マグロ&ブリ用)

マグロとブリに使う漬けダレは、以下のシンプルな配合です。

  • めんつゆ:1
  • みりん:1

小鍋にみりんを入れて火にかけ、しっかりと沸騰させてアルコールを飛ばします(煮切りみりん)。これをめんつゆと「1:1」で合わせるだけ。 これだけで、カドが取れてまろやか、かつコクのある絶品漬けダレの完成です。

ここに切り分けたマグロとブリを入れ、冷蔵庫で1時間程度じっくりと漬け込みました。サッとくぐらせるだけよりも、身の奥までタレが染み込んでねっとり感が格段にアップします。

漬けるために切るとき柵(さく)の端は小さくなって見栄えが悪いので「たたき」や「なめろう」に使います。あと、漬ける時間が長いと身が固くなってしまうので気をつけてくださいね。

2. タイの昆布締め

タイの柵は水気を軽く拭き取り、お酒を薄く塗った昆布で贅沢に挟み込み、ピッチリとラップで包みます。昆布にお酒を塗ることで、昆布が柔らかくなってタイに密着し、旨味が移りやすくなる隠れた重要ポイントです。

これを冷蔵庫へ入れ、丸1日(24時間)じっくりと寝かせました。 時間をかけることでタイの余分な水分が抜け、昆布の旨味(グルタミン酸)が身に染み込んでいきます。

<これを包んで冷蔵庫に1日入れます>

【第二手】過去のメモから紐解く「特製ごまだれ」のレシピ

今回のタイ丼、そして締めの鯛茶漬けに欠かせないのが、以前教えてもらったこの「特製ごまだれ」です。 これが本当に万能で美味しく、覚えやすいので重宝しています。

ごまだれ基本の黄金比 「すりごま 3 : 醤油 2 : みりん 1 : 酒 1」

これさえ覚えておけば、いつでも簡単にプロの味が再現できます。

【材料(作りやすい分量)】

  • 白すりごま:大さじ3(練りごまを少し混ぜると、さらに濃厚になっておすすめ!)
  • 醤油:大さじ2
  • みりん:大さじ1
  • 酒:大さじ1
  • 砂糖:小さじ1/2〜1(お好みで甘さを調整してください)
  • わさび:適量

【作り方】

  1. みりんと酒は小鍋でサッと加熱して、アルコールを飛ばします。
  2. ボウルにすべての材料(砂糖、わさびもお好みで)を合わせ、よく混ぜ合わせたら完成です。

今回は軽くフライパン炒ったごまをすり鉢で擦ったものを入れています。やらなくても大丈夫です。

1杯目:ねっとり濃厚!マグロの漬けとたたき丼

特製漬けダレに1時間しっかり浸して、美しい琥珀色をまとった厚切りの「漬け」。そして、包丁で細かく叩いた「たたき」を、贅沢にひとつの丼に盛り付けました。

下に敷いた刻みのりの風味と、マグロのねっとりとした濃厚な旨味が酢飯に絡みつきます。 「漬け」のなめらかな食感と、「たたき」のふわっとした食感は贅沢です。

ちなみに「たたき」はネギと一緒に叩いた後、ごま油とめんつゆで和えています

2杯目:旨味と薬味の波!ぶりのなめろうとぶりの漬け丼

2杯目は、脂の乗りが抜群の「ブリ」を2つのアプローチで攻めます。

マグロと同じく1時間タレに漬け込んだブリの切り身は、脂の甘みとタレのコクが合わさり、マグロとはまた違った力強い美味しさ。

そして丼の真ん中に鎮座するのは、大本命の「ぶりのなめろう」です。 細かく刻んだブリに、しょうが、味噌、ネギを合わせて丁寧にトントンと包丁で叩きました。

ブリの濃厚な脂が、しょうがの爽やかさとネギの食感、そして味噌の深いコクでキュッと引き締まり、これが驚くほどご飯を進ませます。刻みのりを少し多めに散らすと、磯の香りがプラスされてさらに箸が加速します。

3杯目:極み。タイの昆布締め〜ごまだれ添え〜

昆布の旨味をこれでもかと吸い込んだタイの身は、ほんのり飴色に透き通り、モチッとした素晴らしい弾力に育っています。お酒を塗って仕込んだおかげで、昆布の風味の移り方も完璧。 まずはこれをほかほかご飯の上に見栄え良く並べ、大葉、刻みのり、白ゴマをトッピング。

ここに、先ほど仕込んだ「特製ごまだれ」を回しかけます。

すりごまの香ばしさと濃厚なコクが、タイの淡白ながらも深い旨味をこれ以上ないほど引き立ててくれます。わさびを少し強めに効かせるのが、個人的なイチオシの食べ方です。

最高のフィナーレ:贅沢の極み「鯛茶漬け」で締める

タイの昆布締め丼を半分ほど、夢中で食べ進めたところで、お楽しみの「第二形態」へ移行します。

器の中に少し残したタイとごまだれご飯。そこに、熱々のだし汁(またはお茶)をそっと注ぎ入れます。

熱が加わることで、タイの身の表面がキュッと引き締まり、ほんのり綺麗な白色へと変化します。それと同時に、濃厚なごまだれがお出汁の中にじんわりと溶け出し、器全体が極上のスープへと変貌を遂げるのです。

サラサラとかき込めば、お出汁の優しさ、昆布の旨味、ごまだれのコク、そしてホロっと解けるタイの食感が一体となって押し寄せます。

だし汁は白だしを薄めたものを使うと楽ですよ。

まとめ:刺身の柵は、おうちごはんの可能性を無限にする

今回はマグロ、ブリ、タイという3つの柵を使って、4つの味(漬け、たたき、なめろう、昆布締め)、そして「鯛茶漬け」という最高のフィナーレまで一気に駆け抜けました。

1時間しっかりタレに漬けたり、前日から昆布にお酒を塗ってタイを仕込んだりと、ちょっとしたひと手間で魚の美味しさが何倍にも膨らむのが、やっぱり料理の楽しいところですね。

スーパーで良さそうな柵を見かけた日は、ぜひ自分へのご褒美に、この「おうち丼フルコース」を試してみてください。驚くほどお酒もご飯も進みますよ!私はお酒は飲めませんが(笑)


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